2025/10/29
【2025年】岐阜市の土地価格相場は?安い土地ランキングも紹介
岐阜市は、都市と自然がバランス良く共存する暮らしやすいエリアです。市街地には昭和レトロな雰囲気が残る商店街があり、緑豊かな自然が多く、便利さと穏やかな環境を両立しています。
交通アクセス面でも利便性が高く、通勤・通学や買い物、レジャーまで快適な生活が期待できます。
この記事では、岐阜市の土地価格相場を分かりやすく解説し、土地取得のコストを抑えたい人向けに安い土地ランキングもあわせて紹介します。
これから岐阜市で家づくりを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 岐阜市の主な地域情報
- 【2025年】岐阜市の土地価格・相場の動向
- 【2025年】岐阜市の安い土地価格ランキング10選
- 岐阜市の土地価格は今後どのように推移するのか
- 岐阜市で暮らすなら知っておきたいポイント
岐阜市の主な地域情報
岐阜市は清流長良川と金華山をはじめ、豊かな自然と都市機能が調和する街です。交通の利便性も高く、歴史や文化を感じながら快適に暮らせる地域として注目されています。
はじめに、岐阜市の主な地域情報について以下を解説します。
- 都市と自然がバランス良く共存する
- 県内の「玄関口」として交通利便性が高い
- 昭和レトロで風情のある商店街がある
都市と自然がバランス良く共存する
岐阜市は、岐阜県南部の美濃山地と濃尾平野の境にあり、北の山々から南の平野まで多彩な自然が広がっています。市の中央を流れる長良川は名水百選に選ばれるほど澄んだ水をたたえ、伝統的な鵜飼や水辺の文化を育んできました。
金華山とともに長良川中流域の景観は国の重要文化的景観に指定され、市民にとって大切な美しい風景です。こうした自然は、長い時間をかけて育まれた生物多様性の恵みの上に成り立っています。
岐阜市では豊かな自然を守りながら、都市の便利さと自然の心地よさが共にある暮らしを大切にしています。
県内の「玄関口」として交通利便性が高い
岐阜市は、岐阜県の「玄関口」として高い交通利便性があります。市の中心にはJR岐阜駅と名鉄岐阜駅があり、名古屋駅まで約20分とアクセスが良好です。
中部国際空港へも名古屋鉄道の特急に乗れば約1時間で移動でき、シンガポールやソウルなど諸外国の都市とのネットワークが充実しています。
道路面では東海北陸自動車道や名神高速道路などが通り、車での移動も便利です。
これらの交通網により、岐阜市はビジネスや観光の拠点としてだけでなく、周辺地域からの通勤・通学にも利用しやすいエリアとなっています。
都市機能と自然が調和する環境に加え、優れたアクセスの良さが岐阜市の暮らしやすさと発展を支えています。
※参考:岐阜市へのアクセス|岐阜市観光ナビ|岐阜観光コンベンション協会
昭和レトロで風情のある商店街がある
岐阜市には、昭和の面影を色濃く残した風情ある商店街が点在しています。代表的なのが、JR岐阜駅からも比較的近い柳ヶ瀬商店街です。
アーケードが続く通りには昔ながらの喫茶店や老舗の菓子店などが並び、懐かしい雰囲気が漂います。近年は若い世代の出店やリノベーションが進み、レトロな建物を活かしたカフェや雑貨店が増え、古き良き街並みと新しい感性が共存する魅力的なエリアに生まれ変わっています。
イベントの舞台にもなることが多く、まち歩きや観光にも人気です。昭和レトロな商店街は、岐阜市の文化や暮らしの温かさを感じられる場所として、市民にも観光客にも親しまれています。
※参考:柳ヶ瀬商店街|観光スポット|岐阜市観光ナビ|岐阜観光コンベンション協会
【2025年】岐阜市の土地価格・相場の動向
ここでは、2025年における岐阜市の土地価格・相場の動向について以下を解説します。
- 公示地価
- 基準地価
- 平均購入価格
公示地価
公示地価とは、国土交通省の土地鑑定委員会が、毎年1月1日時点における全国の標準地の土地価格を毎年3月に公示する土地価格のことです。
岐阜市における、2021〜2025年までの過去5年間の平均公示地価は、以下のとおりです。
| 年度 | 平均公示地価(円/m2) |
|---|---|
| 2021年 | 6万5,300円 |
| 2022年 | 6万5,200円 |
| 2023年 | 6万5,300円 |
| 2024年 | 6万5,500円 |
| 2025年 | 6万5,900円 |
※参考1:令和3年 地価公示(岐阜県) 市町村別 用途別 平均価格・平均変動率
※参考2:令和4年 地価公示(岐阜県) 市町村別 用途別 平均価格・平均変動率P1
※参考3:令和5年 地価公示(岐阜県)市町村別 用途別 平均価格・平均変動率P1
※参考4:令和6年 地価公示(岐阜県)市町村別 用途別 平均価格・平均変動率
※参考5:令和 7年 地価公示(岐阜県) 市町別 用途別 平均価格・平均変動率
参照すると、2021年から2025年の間で平均公示地価は6万5,000円台を維持しており、600円上昇しました。
2025年における住宅地の平均公示地価は65,900円で、土地価格は安定しています。
基準地価
基準地価とは、都道府県が不動産鑑定士の評価を踏まえて毎年7月1日時点の価格を調査し、国土交通省が9月にまとめて公表する土地価格のことです。
岐阜市における、2021〜2025年までの過去5年間の平均基準地価は、以下のとおりです。
| 年度 | 平均基準地価 |
|---|---|
| 2021年 | 6万3,200円 |
| 2022年 | 6万3,200円 |
| 2023年 | 6万3,400円 |
| 2024年 | 7万400円 |
| 2025年 | 7万600円 |
※参考1:令和3年 地価調査 市町村別用途別平均価格・平均変動率
※参考2:令和4年 地価調査 市町村別用途別平均価格・平均変動率
※参考3:令和5年 地価調査 市町村別用途別平均価格・平均変動率
※参考4:令和6年 地価調査 市町村別用途別平均価格・平均変動率
※参考5:令和7年 地価調査 市町村別用途別平均価格・平均変動率
参照すると、2021年から2025年の間で、平均基準地価は7,400円上昇しました。2025年における住宅地の平均基準地価は70,600円です。
平均購入価格
ここでは、岐阜市の土地の平均購入価格を見ていきましょう。中部レインズのデータによると、2020〜2024年の5年間における岐阜市の土地平均購入価格は以下のとおりです。
| 年度 | ㎡単価(万円) | 価格(万円) | 土地面積(㎡) |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 4.10 | 1,488 | 362.80 |
| 2021年 | 4.63 | 1,469 | 317.21 |
| 2022年 | 4.35 | 1,238 | 284.41 |
| 2023年 | 4.19 | 1,228 | 292.67 |
| 2024年 | 4.67 | 1,354 | 290.20 |
※参考:中部圏市場動向(年刊市況レポート 中部圏の売買土地・住宅データ 5.市区町村別 表22 土地の市区町村別成約状況)|中部レインズ
参照すると、2020年から2024年の間で、平均購入価格は134万円下落しました。
ただし、1㎡あたりの単価は0.57万円上昇し、土地価格自体は上がっているといえます。購入する土地の面積は2020年から2024年の5年間で72.6㎡狭くなりました。
このことから、1区画あたりの広さは小さくなりつつも土地単価は上がり、価格が底堅く推移していることが分かります。
【2025年】岐阜市の安い土地価格ランキング10選
2025年における、岐阜市の住宅地で安い土地価格のランキング10選は以下のとおりです。
| 順位 | 所在地 | 価格(1㎡あたり) | 坪単価(1坪あたり) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 大字彦坂字中屋敷63番 | 1万3,100円 | 4万3,306円 |
| 2位 | 北野西144番外 | 1万3,900円 | 4万5,950円 |
| 3位 | 大字福富字西沖1599番51 | 2万1,400円 | 7万744円 |
| 4位 | 諏訪山2-24-4 | 2万2,900円 | 7万5,702円 |
| 5位 | 森東68番2 | 2万3,900円 | 7万9,008円 |
| 6位 | 三田洞東3-8-6 | 2万6,900円 | 8万8,926円 |
| 7位 | 大字中西郷字木船867番12 | 2万7,400円 | 9万579円 |
| 8位 | 北柿ヶ瀬44番5 | 2万8,300円 | 9万3,554円 |
| 9位 | 芥見長山1丁目64番2外 | 2万9,400円 | 9万7,190円 |
| 10位 | 下西郷2丁目195番 | 2万9,700円 | 9万8,182円 |
岐阜市で最も安い土地は大字彦坂字中屋敷63番で、1㎡あたり13,100円、1坪では43,306円でした。次に、 北野西144番外(13,900円/㎡)、大字福富字西沖1599番51(21,400円/㎡)と続いています。
岐阜市の土地価格は今後どのように推移するのか
国立社会保障・人口問題研究所が調査した「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計」によれば、 岐阜市の人口は2025年から徐々に減少する傾向にあります。
2020年には40万2,557人であった人口が、2050年には32万5,128人になり、約7,700人減ると予測されています。
特にマイホームを購入する生産年齢人口が少なくなり、30〜34歳の総人口においては2030年時点でピークとなった人口19,900人が、2050年には14,480人程度に減少する見込みです。
マイホーム用の土地を購入する人も少なくなり、土地価格は低くなる可能性があるでしょう。
※参考:日本の地域別将来推計人口 令和5(2023)年推計|国立社会保障・人口問題研究所
岐阜市で暮らすなら知っておきたいポイント
ここでは、岐阜市で暮らすなら知っておきたいポイントとして以下を解説します。
- 快適に暮らすなら車が必要になる
- 顕著な気候変動に注意する
快適に暮らすなら車が必要になる
岐阜市で快適に暮らすには車があると便利です。
市内中心部はJRや名鉄の駅周辺に商業施設や公共交通が整っていますが、郊外はバス路線が多いわけではないため、買い物や通勤、通学で車があるとスムーズに移動できるでしょう。
特に大型ショッピングモールや公園、山間部の観光地などへ行く際は車があるとレジャーの範囲が広がります。
公共交通も併用できますが、より自由で快適な暮らしを求めるなら車の利用がおすすめです。
顕著な気候変動に注意する
岐阜市での暮らしを考える際は、気候の大きな変動にも注意しておきましょう。
令和元年の気象庁の観測データでは、岐阜市の快晴日数や日照時間、最高気温は、全国の県庁所在地の中でも上位にランクインしました。特に夏場は猛暑日が増えるため、日頃から熱中症対策をしっかり行うことが欠かせません。
梅雨や台風のシーズンには大雨への備えも必要です。ゲリラ豪雨のような局地的な大雨が発生すると、市内を流れる河川の増水による浸水リスクが高まります。
家を新築したり購入したりする場合は、住まいの断熱対策はもちろん、万が一に備えた耐水対策まで視野に入れておくと、安心して暮らせるでしょう。
※参考2:岐阜県ではどんな水害が起こったの? - 1. 災害を知ろう - みんなで学ぶ防災・減災~清流の国ぎふ防災ノート~ 小学校4・5・6年生用|岐阜県
岐阜市に家を建てるなら土地価格の推移を知っておこう
岐阜市で家を建てるなら、土地価格の動きを知っておくと安心です。
過去5年間のデータを見ると、実際に購入されている土地の単価は4万円台前半で安定しつつ、2024年にはやや上がっています。一方、取引される土地は年々コンパクトになっており、区画が小さくなる傾向です。
土地の単価自体は上がっているため、資産価値は大きく下がっていません。これから購入する人は、エリアごとの相場や面積の傾向を調べて、無理のない予算を組むようにしましょう。
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