2025/05/30

建売住宅の探し方は?チェックポイントやスムーズに進めるためのコツも

建売住宅の探し方は?チェックポイントやスムーズに進めるためのコツも

この記事では、建売住宅の探し方について解説します。マイホームの購入を検討し始めたとき、手頃な価格と完成済みの安心感から建売住宅を選ぶ人が増えています。

実際に建売住宅を選ぶとなると、「どこから探せばいいの?」「見学のときは何をチェックすればいいの?」と悩んでいる人は少なくありません。

この記事では、建売住宅の基本的な探し方から、探すときのチェックポイント、スムーズに契約を進めるためのコツまで、わかりやすく解説します。

理想の住まいを見つける第一歩として、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • そもそも住宅にはどんな種類がある?
  • 建売住宅の主な探し方
  • 建売住宅を探すときのチェックポイント
  • 建売住宅の購入をスムーズに進めるためのコツ

そもそも住宅にはどんな種類がある?

住宅には、大きく分けて以下の4種類あります。

種類 概要
建売住宅 土地と建物がセットで販売されている住宅
注文住宅 土地を購入し、設計や設備を自分で決めて建てる住宅
中古住宅 過去に誰かが住んでいた住宅を購入するタイプ
マンション 建物全体を複数の住戸で構成し、区分所有する集合住宅

ここからは、それぞれの概要を解説します。

建売住宅

建売住宅とは、土地と建物がセットになって販売されている住宅です。

多くの場合、建物はすでに完成しているか、工事中の段階で販売され、完成後すぐに入居できるのが特徴です。

間取りや設備はあらかじめ決まっていて、選択の自由度はそこまで高くありませんが、実物を確認して購入できるため安心感があります。

また、設計から建築までが一括管理されているため、価格が比較的抑えられている点も魅力です。スピーディーに購入を進めたい人や、こだわりが強くない人に向いています。

注文住宅

注文住宅は、土地の購入後に施主の希望に合わせて設計・建築される住宅です。

間取り、設備、内装、外観など、細かい部分まで自分で決められるため、理想の住まいを実現しやすい点が大きなメリットです。

一方、設計段階から工事完了まで時間がかかり、費用も建売住宅に比べて高めになる傾向にあります。完成までのプロセスには多くの打ち合わせが必要なため、家づくりに積極的に関わりたい人に向いています。

自由度の高さがある一方、手間やコストが増える点を理解して検討することが重要です。

中古住宅

中古住宅は、すでに人が住んでいた住宅を再び購入して住むタイプの物件です。

築年数や設備の状態によって価格は変動しますが、新築に比べて手頃な価格で購入できることが多く、立地条件のよい物件が見つかる場合もあります。

ただし、購入後にリフォームや修繕が必要になることもあるため、事前の建物調査や費用の見積もりが重要です。新築にこだわらず、コストや場所を重視する人にとっては有力な選択肢と言えるでしょう。住宅ローンの条件にも注意が必要です。

マンション

マンションは、複数の住戸が1棟の建物に集まっている集合住宅で、1戸単位で所有する形です。

セキュリティや管理体制が整っていることが多く、共用施設も充実している点がメリットです。

都市部では駅に近い立地が選びやすいのも魅力でしょう。ただし、管理費や修繕積立金が月々発生し、間取りやリフォームに制限がある場合もあります。

利便性と安全性を重視する人に適した住宅形態です。

建売住宅の主な探し方

ここからは、建売住宅の主な探し方について解説します。

  • 不動産会社に相談する
  • チラシや雑誌で探す
  • 不動産のポータルサイトで探す
  • ハウスメーカーや工務店に相談する

不動産会社に相談する

地域に密着した不動産会社へ足を運び、建売住宅の情報を直接相談するのは、希望に合う住まいを効率よく見つける方法の1つです。

営業担当者が物件情報や周辺環境について詳しく案内してくれるため、自分では気付きにくい条件にも目を向けられます。

また、最新の販売状況などもタイムリーに把握できるので、購入の判断材料が揃いやすいのも利点です。

チラシや雑誌で探す

新聞折込チラシや住宅情報誌には、地域ごとの建売住宅の情報が掲載されており、手軽に情報収集できます。

写真や間取り図といった視覚的な情報が豊富で、気になる物件を見つけやすいのが特徴です。

紙媒体ならではの特集記事や価格帯別の比較情報なども参考にしながら、希望に近い住まいを検討できます。

不動産のポータルサイトで探す

インターネット上の不動産ポータルサイトは、建売住宅を探す際に便利なツールです。

エリアや予算、間取りなどの条件を細かく指定して検索でき、最新の物件情報をスムーズにチェックできます。

写真や地図、周辺施設の情報なども一括で確認できるため、効率よく候補を絞り込むことが可能です。

ハウスメーカーや工務店に相談する

建売住宅の開発・販売を行っているハウスメーカーや工務店に直接相談することで、信頼できる情報を得ることが可能です。

モデルハウスの見学や間取りの説明を受けることで、具体的な生活イメージを描きやすくなるでしょう。

構造や設備に関する技術的な質問にも対応してもらえるため、安心して選択を進められます。

建売住宅を探すときのチェックポイント

ここでは、建売住宅を探すときのチェックポイントとして、以下を解説します。

  • 周辺環境・利便性
  • 地盤の強固さ
  • 災害時のリスク
  • 時間帯による変化

周辺環境・利便性

建売住宅を選ぶ際には、住まいの周辺に何があるかをよく確認しておくことが重要です。

最寄りの交通機関へのアクセスや、スーパー・学校・医療施設の位置など、日常生活を送るうえでの利便性は暮らしやすさに直結します。

実際に現地を訪れて、道の歩きやすさや街の雰囲気、人の流れなどを体感してみると、生活イメージがより鮮明になるでしょう。

地盤の強固さ

住宅が建っている土地の強さは、安全で安心な暮らしを送るうえで重要な要素です。過去に液状化や地滑りの履歴がある地域では、地盤の状況を事前に確認しておくことが重要になります。

役所や地図情報サービスで地盤に関する資料を確認したり、不動産会社に地耐力の調査結果を尋ねたりして、信頼できる情報をもとに検討を進めましょう。

災害時のリスク

自然災害が発生した場合の影響を想定して、物件の立地や地域の特性をチェックしておくことが重要です。

洪水・土砂崩れ・地震などのリスクが高い場所でないか、自治体のハザードマップなどを参考に確認しておくと安心です。

また、避難所の場所や避難経路の把握も含め、万が一の状況に備えた情報収集をしておくことで、安心感を得られます。

時間帯による変化

同じ場所でも、時間によって環境が大きく変わることがあります。

昼間は静かでも、夜になると交通量や人通りが増える場合もあるため、朝・昼・夕方・夜など異なる時間帯に現地を訪れて雰囲気を確かめてみましょう。

また、日当たりや騒音、近隣の生活音なども時間帯によって変化することがあるため、購入前に複数回の現地確認がおすすめです。

建売住宅の購入をスムーズに進めるためのコツ

以下では、建売住宅の購入をスムーズに進めるためのコツを解説します。

  • 予算や希望条件の優先順位を明確にする
  • 購入したい住宅の地域を決めておく
  • 建物の立地や間取りをチェックする
  • 気になる点やこだわりを担当者に相談する

予算や希望条件の優先順位を明確にする

建売住宅を探す際、まずやるべきことは何を重視するかをはっきりさせることです。

すべての条件を満たす物件に出会うのは難しいため、価格帯・間取り・駅からの距離など、特に譲れないポイントを決めておくと選択肢が絞りやすくなります。

また、ローンの支払額や諸費用も含めた予算全体を把握することで、無理のない資金計画が立てられ、購入の判断もスムーズになります。

購入したい住宅の地域を決めておく

希望エリアをある程度決めておくと、物件探しが格段に効率的になります。

通勤・通学の利便性、周辺施設の充実度、子育て環境など、家族構成やライフスタイルに合った地域を選ぶのがポイントです。

また、気になる街を実際に歩いてみると、ネットや地図だけではわからない雰囲気や生活のしやすさを体感できます。土地勘がある地域を選ぶのも安心材料の1つです。

建物の立地や間取りをチェックする

外観や価格だけで判断せず、建物がどんな場所にあり、どのような間取りかをしっかり確認することが重要です。

敷地の広さや日当たり、隣家との距離感など、生活するうえでの快適性に関わる要素をチェックしておきましょう。

また、家事動線や収納スペースの配置なども重要なポイントです。将来のライフスタイルの変化も見据えたうえで、長く住める間取りかどうかを見極めてください。

気になる点やこだわりを担当者に相談する

少しでも疑問や気になる点があれば、早めに担当者へ伝えることがスムーズな購入につながります。

たとえば「もっと収納がほしい」「騒音が気になる」など、些細なことでも相談することで、自分に合った家づくりを提案してもらいやすくなるでしょう。

相談するポイントとして、主に以下が挙げられます。

  • 収納スペースの充実度
  • 周辺環境や治安
  • 将来的なリフォームの可否
  • 将来の資産価値や再販性

後悔を避けるためにも、妥協できない部分や具体的な要望は明確に伝えておくことが重要です。

建売住宅探しに関するよくある質問

最後に、建売住宅探しに関するよくある質問に回答します。

  • 掘り出し物の中古住宅を見つける方法はある?
  • 土地の情報は建売住宅を探すうえで有効?
  • モデルハウスの見学は平均何回行う?

掘り出し物の中古住宅を見つける方法はある?

中古住宅で「掘り出し物」と呼ばれる物件に出会うには、タイミングと情報収集が重要です。

不動産情報サイトをこまめにチェックするのはもちろん、気になるエリアのハウスメーカーや工務店などに直接相談しておくと、公開前の情報を教えてもらえる可能性もあります。

価格の理由や修繕履歴なども確認しながら、条件と価格のバランスが取れた物件を見極めることが重要です。

土地の情報は建売住宅を探すうえで有効?

土地に関する情報は、建売住宅を探すうえで非常に有効的です。

たとえば地盤の強さや標高、用途地域、建ぺい率・容積率など、建物がどのように建てられているかを判断する基礎になります。

周囲の街並みや将来的な開発計画があるかどうかも、暮らしやすさに影響する要素です。こうした土地の特性を事前に調べておくことで、購入後のトラブルや後悔を避けられます。

モデルハウスの見学は平均何回行う?

モデルハウスの見学は、2〜3回程度訪れるのが一般的です。1回目は全体の雰囲気や設備の確認、2回目以降は細かい仕様や生活動線をじっくり見る目的で訪れるでしょう。

できれば、時間帯や曜日を変えて再訪することで、周辺環境の変化もチェックできます。疑問点や要望を整理しながら何度か足を運ぶことで、納得のいく判断がしやすくなります。

※参考:総合住宅展示場来場者アンケート 2024調査報告書-レジリエンス住宅について & ZEHへの意識・関心と採用意向について-|住宅生産振興財団

建売住宅は求めている物件を整理したうえで探そう

この記事では、建売住宅の探し方について解説しました。

主な建売住宅の探し方としては、不動産会社に相談することやチラシや雑誌で探すことが挙げられます。また、モデルハウスの見学なども重要です。

希望条件や予算を整理したうえで、担当者としっかりコミュニケーションを取ることが重要です。気になることは早めに相談し、納得のいく形で話を進めていきましょう。

シンプルホームでは、岐阜県内を中心に多彩な建売住宅をご用意しています。建売住宅に関する全般のご相談にもお客様に寄り添いながら柔軟に対応いたします。

住宅の見学予約は公式サイトから簡単に行えますので、ぜひ一度シンプルホームへご相談ください。