2025/10/20
宅建士について
昨日10月19日に宅地建物取引士(宅建士)の試験が行われたので、今回は宅建士についてお伝えします。
宅地建物取引士(通称:宅建士)とは、不動産取引の専門知識を持ち、法律に基づいて重要事項の説明や契約書への記名押印などを行うことができる、国家資格を持った不動産のプロです。
宅建士の主な仕事(独占業務)
宅建士だけができる「3つの独占業務」は以下の通りです。
重要事項の説明(重要事項説明書の読み上げ)
→ 物件の法的な情報やリスクなどを契約前に説明します。重要事項説明書への記名
→ 宅建士本人がその説明内容に責任を持つという証です。契約書への記名
→ 売買や賃貸の契約書にも宅建士の署名・押印が必要です。
これらの業務は、不動産取引において非常に重要で、宅建士でなければ絶対にできません。
なぜ宅建士が必要なのか?
不動産は高額で複雑な取引が多く、法律トラブルが起こりやすい分野です。そこで、法律の専門知識を持った宅建士が介在することで、消費者が安心して取引できるようにしています。
たとえば、土地に建物を建てられない用途地域だったり、過去に事故があった「心理的瑕疵(かし)」物件だったりと、素人にはわからないリスクもあります。こうしたリスクをあらかじめ説明し、契約トラブルを防ぐのが宅建士の役割です。
宅建士になるには?(資格の取得方法)
宅建士になるには、年1回の「宅地建物取引士試験」に合格し、その後、実務経験2年または登録実務講習の受講を経て、受験した都道府県に「宅建士証の交付申請」を行う必要があります。
宅建試験(合格率約15〜17%)に合格
登録実務講習を受講(実務経験2年未満の場合)
宅建士証の申請・交付
宅建士として業務開始!
宅建士の活躍の場
宅建士は、以下のような分野でも活躍しています。
不動産仲介会社(賃貸・売買)
デベロッパー(マンション・住宅の開発)
金融機関(不動産担保融資など)
建設・設計会社
司法書士・行政書士事務所での補助業務
また、企業によっては「宅建士資格手当」が月1万〜3万円つくところもあり、キャリアアップや転職に有利な資格でもあります。
まとめ:宅建士とは
宅建士は、不動産取引に不可欠な国家資格者
重要事項の説明や契約書への押印などの独占業務がある
法律知識で消費者を守る役割を果たしている
不動産業界以外にも幅広く活かせる資格
シンプルホームにも宅建士が在籍しておりますので、住宅購入の際はご相談ください!
まだ宅建士資格を取得していないスタッフも、お客様に安心・信頼してもらえるように今後も勉強に努めて参ります!